放置はマズイ!アライグマを駆除しないと起こる被害と対策について

アライグマを駆除せず放置しておくことで起こる被害と、自分で出来る対策について詳しく解説しています。またアライグマを駆除するにあたって、気を付けなければならない法律についても紹介しています。

アライグマはCMなどでよく見られ、マスコットとしても人気のある動物です。しかしその愛らしい見た目とは反して、人を襲うことがあるほど凶暴で、時には天井が落ちてしまうほどの大きな被害をもたらす害獣の一種です。ですが、現在でもこのことを知らず近づきすぎてしまったためにかまれるという事例や、駆除をためらったために被害が拡大してしまった、という事例が後を絶ちません。なので今回はアライグマを駆除しないと起こる被害、自分で出来る対策などについて詳しく解説していきます。

アライグマを駆除しないと起こる主な被害

アライグマの被害

駆除しないといけないことは分かっていても、様々な理由で後回しにしなければならないことは多いと思います。しかし後回しにしているうちに、取り返しのつかないところまで被害が大きくなってしまっては本末転倒です。なので今回はアライグマの駆除をすぐしないと起こる被害について

  • アレルギーや病気の発症
  • 建物の破壊
  • 糞尿などによる汚染
  • 生ゴミを漁る
  • 人を襲う

以上の5つを例に挙げ順に解説します。

アレルギーや病気の発症

アライグマは非常に多種にわたるダニやノミ、寄生虫、病原菌の温床となっていることが多く、人体だけでなくペットにとっても非常に危険な存在です。ここではアライグマが媒介している菌や寄生虫の中で代表的な例として

  • 回虫
  • 狂犬病
  • マダニ

以上の3つを紹介します。

・回虫
回虫は寄生虫の一種で回虫症と呼ばれる病気を引き起こします。現れる症状は発熱やせき、吐き気、嘔吐などです。回虫による感染症は症例がかなり多く、感染源はアライグマなどの糞尿に含まれる虫卵です。これが食べ物などに付着し、体内に入ってしまうことにより発症します。感染すると最悪の場合には、人間もペットも命を落とす可能性がありますので注意が必要です。特に死者には子どもが多いとされていますので小さなお子様のいる家庭は特に要注意です。
・狂犬病
狂犬病はかなり有名な病気であると思います。この病気は犬のみならずすべての哺乳類に感染する上、発症すれば深刻な神経障害が生じます。致死率はほぼ100%とされ、発症してしまえば治療法のない恐ろしい病気です。アライグマに引っかかれたり、かまれたりするとそこからウイルスが入り感染します。「アライグマに近づくな」と自治体などが注意喚起している大きな要因の1つです。
・マダニ
アライグマには多くのダニやノミが付着しておりますので、体のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。中でも危険なのがマダニです。命の危険があるような感染症を媒介するほか、かまれてしばらくするとセメント物質を分泌するため外せなくなります。無理に外すと傷が広がり化膿する恐れがあり、感染症リスクがより高まります。

建物の破壊

基本的には屋根裏や床下など暗い場所に住み着くことが多く、そこに入り込むまでの侵入口を破壊し広げることや、エサを探す際に周辺を荒らすことがあります。アライグマは柔らかなものを集めて巣に寝床を作るため、壁や天井裏の断熱材が引きちぎられたり壊されたりします。また糞尿に含まれる水分が原因でカビが生えもろくなった天井が落ちることも珍しくありません。

糞尿などによる汚染

前述した回虫のようにアライグマの糞尿には他にもかなりの雑菌や寄生虫が存在しています。そのまま放置しておけば不衛生化が進むため異臭はもちろん、ゴキブリなどの害虫も増えます。そして上記のように天井が落ちることもあります。

生ゴミを漁る

カラスなどが生ゴミを漁るようにアライグマも生ゴミを漁ることがあります。台所周辺やゴミの集積場を漁り、散らかすため不衛生にもなりますし掃除にも困ります。

人を襲う

アライグマはとても凶暴な性格をしていることが多く、近づく人間を襲うことがあります。捕まえようとしたところ、反撃されケガをした事例も報告されています。またペットなどを襲い命を奪うこともありますので、アライグマには注意が必要です。

自分で出来るアライグマ対策

アライグマ駆除DIY

アライグマを許可なく捕まえること、殺処分することは法律上禁止されているため、ここでは個人の取れる対策として

  • 忌避剤を置く
  • 餌となるものを隠す
  • 侵入経路をふさぐ

以上3つを紹介します。

忌避剤を置く

忌避剤とは臭いで獣を追い返すアイテムのことです。基本的にアライグマは強い臭いが苦手で、トウガラシを使った忌避剤や、煙を発生させる燻煙剤などが効果的です。置く位置ですが被害を受けている箇所や、外から出入りしている場合には侵入口付近に置かれることもあります。あくまで追い払うものなので、効き目が薄ければ業者への駆除依頼も検討して下さい。

餌となるものを隠す

アライグマは糖度の高い甘いものを好む傾向にありますが、基本雑食です。机上にお菓子を放置したり、その他食べ物を目につく位置に放置したりしないようにして下さい。また時にはペット用のドッグフードなんかを食い散らかすこともありますので、人間の食べ物だけでなくペットの食べ物も隠して下さい。餌がないとわかれば出ていくこともあります。

侵入経路をふさぐ

室外機の裏側や屋根などに穴が開いていないかなどを確認し、早急にふさぐようにして下さい。金網やパテなどを使うことをおすすめします。最近では忌避効果の付いたパテなどもあり使いやすいものが多いです。しかしアライグマは力が強いので、多少のものは動かしますし壊します。1回ふさいだから安心するのではなく定期的に交換するなど様子を見て下さい。

アライグマの駆除は業者に任せよう

アライグマ駆除業者

アライグマはとても危険な害獣です。素人が下手に手を出すとケガをしたり、病気になったりと被害が大きくなることもあります。なので駆除はプロの業者に任せることをおすすめします。そして実はもう2点ほど注意があります。それは

  • 鳥獣保護管理法
  • 特定外来生物のあつかい

という法律の観点です。順に紹介します。

鳥獣保護管理法

アライグマの被害について対処を考えるときにはまず「鳥獣保護管理法」という法律に触れないよう注意をする必要があります。アライグマは害獣とされていますが、鳥獣保護管理法で保護されている動物のため、狩猟免許を持たない人間が許可なく捕獲や殺処分を行うと刑事罰が科されます。充分に留意して下さい。自分でどうしても駆除したい方は、自治体にて申請書を提出し、許可を取ってから捕獲などにあたって下さい。

特定外来生物のあつかい

アライグマは法律保護下の動物であるとともに「特定外来生物」に指定されており、地域によっては捕獲後に殺処分せず自治体に引き渡しが必要な場合があります。もし自分で捕獲をした場合には、自治体に問い合わせ処理方法の確認をして下さい。

まとめ

あらいぐま駆除

アライグマを駆除しないと起こる被害、駆除は業者に任せた方が良い理由などは伝わったでしょうか。アライグマの気性は荒いため捕獲しようとしてケガをしたという事例は多いです。危ないから駆除しようとしているのに、ケガをしてしまったり病気になってしまったりしては本末転倒です。なのでアライグマの駆除は安全のためにもプロに依頼することをおすすめします。